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対談 三浦淳宏(横浜FC)×永井秀樹(FC琉球)
永井:今や世界のサッカーが見れて。早くサッカーをスタートして環境も恵まれているから、プロになった時点でゴールになっちゃっている子が多いよね?!プロになって、『終わり!!』みたいなね。サッカーが満足しちゃうというか飽きちゃうというか…。そこからが勝負だと思うし。若い選手を見ていると「もう少し頑張れよ!!」って思うよ。

三浦:いいのか、悪いのか分からないけど、僕がプロになった時はベテランを含めたチームがあって、若手でケガ人が出たら一人上がって、結果が出なかったら戻って来て…って感じの厳しい状況だった。僕らは1年間サテライトでやっていたけど、誰かがトップチームに上がると「何で、俺じゃないんだ。」とめっちゃ悔しい思いをした。1年後、もし自分がトップに上がれなかったら「違う職業を考えた方がいいかなぁ?」と思うこともあった。今は「若手」の競争が全くない。トップに上がることも、代表になることにも価値があった。
代表だって昔は”日の丸”を身につけることに価値があった。今の日本代表は、価値が薄れている気がする。元代表がゴロゴロいるでしょ?! 若手や多くの選手に、チャンスを与える事はいいことだと思う。でも、ちょっと活躍して簡単に試合に出ていたら、メンタル的な部分とか逆にマイナスになる部分があって、それが僕はいいのか悪いのか…ずっと思っていて。
選手として長く生き残っていく選手は、チャンスを与えなくても自ら必死になってそれを掴みとってあがって来ると思う。

永井:本当にアツの言う通り!!時代が今は「若手!若手」と言ってるけど、若くて本当にうまければ良いよ。そこでチャンスを自分で掴み、向上心を持ってステップアップしていくなら何もいう事はない。
モノじゃないんだから「若い」「安い」「言う事だけを聞く」では良いことはない。
プロとしてはおかしいし、若手選手のためにもならないし、本物ではない。


三浦:それで掴んできたものは、本物ですもんね。

永井:問題だよね。代表選手にしたってスタメンの11人くらいは、国民の人がスラスラって言えるぐらいじゃないと・・・。

三浦:沢山の人が代表に行きすぎちゃって、価値が薄れている。代表の人気が落ちているのは、そこでしょう?!

永井:間違いない!!

『三浦淳宏(横浜FC)×永井秀樹(FC琉球)』 三浦:誰もが認める選手がクッションにいて、そこに彗星のようにひとりがポーンと上がって行く人が本物であって、10代だろうが年は関係はない。だけど、今の代表は誰か誰だか分からない。名前じゃなくて価値がね・・・。

永井:やっぱり指導者だろうね。指導者には『相当な人間の器と自信』がないと…。
どんなチーム編成になっても、なかなか難しいよね?! 例えば、20代前半で早々とサッカーを辞めた人が30代のプレーヤーを見て「30代でサッカーなんか無理だろう。」ってそれは自分が出来なかっただけであって。その感覚で見てしまうでしょ。 去年・一昨年はラモス監督の元でプレーして、ラモス氏からしてみれば41歳まで現役を続けてきた人だから、俺は当時36歳で「ベテラン、ベテラン」って言われたけど、ラモス氏からしてみれば自分のベースで見ちゃうから「何を言っているんだ若造!もっと練習しろ!!」って言う器で見れるんだ。
日本サッカーが良くなるには、指導者の器だろうね。

三浦:それはありますよね。頭が柔軟な人じゃないとダメ!

永井:柔軟で、器の大きい人じゃないと…。

三浦: 監督は、心理学者じゃないとダメですね!!選手は気持ち良くグランドに入った方が、気持ちよくサッカーができ良いプレーが生まれる。余計なストレスを与えず「思い切ってやって来い。」と言うだけで、いろいろな戦略がある中でアドバイスがある訳で、絶対に良いプレーをする。メンタルは大事ですよね!!

永井: アツと横浜フリューゲルスで一緒だったけど、親会社の都合でチームが消滅してしまう、最後の天皇杯となった。『次の天皇杯で消滅する』と言う時の横浜フリューゲルスは、俺が一番思う最強で最高のチームだった。本当の極限と言うか「負けるとチーム消滅する」「絶対に消滅させたくない」とそれぞれの選手が、いろんな思いを抱きながら皆でひとつにまとまれた。結局「サッカーはメンタルだなぁ。」って思った。

三浦: 凄くまとまっていましたね!優勝をして、チームを残すつもりだった…。可能性があるなら、とりあえず優勝さえすれば「新しいスポンサーがつくだろう!!」と考えて試合に挑んだ。『優勝しよう!』と言ったって、こんな状況の中で優勝できるチームはなかなかないじゃないですか。実際、強いチームに勝ちましたもんね。スクールウォーズの世界でしたよ。チームはまとまっていたし、マイケルも大活躍でしたよ!!

■「プロになる!!」と志したのは??

対談『三浦淳宏(横浜FC)×永井秀樹(FC琉球)』永井:俺は、ガキの時から「サッカー選手になる。」って決めていた。
両親には「何を言ってるんだ?」ってずっと言われてた。まだプロがなかったから海外に行くって。
高校の進路希望調査の第一希望には「ブラジル。」って書いて(笑)両親が呼ばれて「オタクのお子さんは、何を考えているんですか。」みたいになって。(苦笑)漠然とだけど、プロ選手に子供の時からなりたかった。

三浦: 僕もブラジルに行きたいと思っていたんですよ。それは、「プロになるとかではなく、上手くなれるだろう。」って思っていたから。
海外留学はしてみたいなぁって思っていた。プロになるって思ったのは、高校2年生くらいの時に「Jリーグが出来る。」「プロリーグが出来る。」って聞いて、プロを志すようになった。JFLがいまいちプロかどうか分からなくって…。みんな働きながらやって、サッカーだけで、ご飯を食べている訳ではなくって…。僕は、高校2年くらいからですね。

■プロになる為に、何か特別な練習をされたことはありますか?

三浦:僕は、あまり器用じゃないので、プロになる為に何かやろうと思うことはなかった。ただ、毎日やっている練習は自分がレベルアップするために、いろいろ考えながらやっていたので、そこの軸は一度もブレたことはない。プロの世界は体力があるとかキック力がとか…良く分からなくって。(苦笑)
サッカー自体は変わらない。近くにいる先輩が、サッカーセンスが凄くあったので。自分で考えて、「こういうフェイントだったら行けるんじゃないか。」とか「フリーキックもこうすれば、入るんじゃないか。」とか常に考えてやっていた。それが一番の近道だったかなって…。

永井:とにかく上手くなりたかったから。自分だけ隠れてこっそり練習した方が、上手くなれるような気がしていた。練習は自分なりにやって、隠れて練習をやっていました。自分が得した気分になれた。










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